
美タセラ編集長のいくみです。
このページは、どうして私がビタミンC誘導体とセラミドという成分に特化してこのサイトを作ろうと思ったのかをとくとくと説明する、非常に熱量の高いページになっています。
「あ、熱血系はムリムリ」
という方は、是非このページは未読スルーしていただき、別の、もっともっとライトでかつ役に立つページを見ていただけると、嫌な思いをしなくて済むかと思います。
熱血系の私のことが嫌いでも、このサイトの情報にはご満足していただける自信があります。
せっかくおとずれていただいたのも何かのご縁、是非興味のあるカテゴリを見ていってくださいね。
それでは、このページの本題へ。
編集長のプロフィールに興味があるという奇特なあなたへ、松岡修三さんもびっくりの熱い自己紹介を始めたいと思います。
目次
スキンケアを勉強しよう!と思ったのは鏡に映った黒い自分がきっかけでした
そもそも私、10代~20代の頃は、正直、化粧品にまっっっっったく興味がなく、マツキヨなどで売っている安いプチプラ化粧水を使ったり、ボーナスが出る月だけ奮発してデパコス系の高い美容液を買ってみたり、それでもまた安いものに戻ったりと、化粧品選びは「値段と気分!」でやっていました。
28歳で結婚するときには、目の下あたりにポツポツと茶色の点々(そうですシミです)が出始めましたが、まだまだコンシーラで隠せる程度。
この時点ではまだ「スキンケアをしっかりやろう!」という発想にはなりませんでした。このころは若かったですし肌もプルプルでしたからね。
そんな私が、「え…ヤバっ」と思ったのが、32歳で子供を産んで半年後、鏡で自分の顔を見たときでした。
(なんか…わたし…黒くない?)
鏡には、20歳くらい老けたようなおばさまが写ってるんですよね。(いや、私なんですけどね。)
そしてなんか黒いんですよ。
産後は夏だったんですけど、暑いのでほとんど外を出歩かなくて日焼けなんてしてないはずなのに、なんか黒いんですよ、顔が。
おそるおそる顔を触ってみると、「がわごわがさごさばり」って感じで、まじ砂漠。
「いやいや毎日鏡見てるでしょ?顔だって触ってるはずなのに、その時点で気づけよ!」
という声はごもっともですが、私、産後うつだったこともあって、ほんとスキンケアが面倒で、赤ちゃん用の乳液を自分にも塗って終わりとか、そんな感じだったんです。
そして、鏡も毎日見てるのに見てなかったというか、子供の世話にばかり集中しすぎていて、自分の肌を気にする余裕も失ってたんですよね。
なので、産後半年経って、やっと自分の時間を取り戻しつつあるときに、自分の肌が「やべーことになってるぞ」とはじめて意識したんです。
そこで、何とかしなきゃ!と思うわけです。いくら化粧品に無頓着な私でも、この砂漠顔には耐えられないぞ!っていうか、砂漠っていうか黒ずんでるしっ!
ところが、20代の頃にちゃんとスキンケアをお勉強してこなかった私には、知識がありません。
しかも、20代の頃のように「手入れしなくてもお肌プルプル」ともいかなくなってきている。
さらに、産後の神経質さがまだまだ抜けてなかったので、「ちゃんとお肌に良いものを付けたい」という気持ちがかなり高まっていて、そこで、ちょっとまじめにスキンケアの勉強をしてみよう!と思い立ち、Amazonで書籍を買いまくってみたんです。
そして、「スキンケア=皮膚科学・化粧品化学」という世界にたどり着きました。
スキンケアのお勉強で参考にした人たち
私はどちらかというと理系タイプで、科学的にしっかりと効果が証明されているものが好きです。
ところが化粧品って、効果もさることながら、「高級そうなイメージ」とか「かわいいパッケージ」とかで売られてる部分が少なからずあるじゃないですか?
そういうの、私だめで。
「いやいや、かわいいパッケージに騙されませんよ?」って思っちゃうんですよね。
え?かわいくない?めんどうくさい?こじらせてる?
どれもよく言われます。
なので、スキンケアも化粧品も、アカデミックな方面から勉強したいなと思ったのです。
その結果、以下の3名の情報発信者にたどり着きました。
検定試験の理事もつとめる・小西さやかさん

某化粧品メーカーにて製品の開発に従事された後、独立されて、今は正しい化粧品知識の普及に向けて「日本化粧品検定」の理事もつとめている、小西さやかさん。
まさにこの化粧品検定のテキストは、分野ごとに様々な専門家が監修しており、信頼のおける書籍です。
このテキストは、美ラセラの中でも引用させてもらったり、参考にさせてもらっている部分があります。
著書多数!スキンケアといえば!皮膚科医・吉木伸子さん

皮膚科医の先生で、書籍まで出版して情報を発信してくれている方はとても少ないのですが、吉木伸子さんはそんな希少な皮膚科医の一人です。
なによりも、専門用語を使わずに、一般人にもわかりやすいように説明してくださるのが本当に助かります。
吉木さんの本を読まなかったら、死ぬまで間違ったスキンケアをしていただろうし、砂漠から抜け出せなかったと思うので、全ての女性、いや、男性も含めて、一度は読むべき!と思っています。
ブログでも情報発信しているイケメン化学者・かずのすけさん

Googleで化粧品を検索すると「○○○ かずのすけ」というサジェストワードがよく出てくることに気付いた私。
最初は化粧品メーカーかなにかだと思っていたのですが(菊正宗てきな何か)、ちゃんと調べてみると人の名前だということが判明。しかも、化粧品成分について情報発信をしている化学者の方らしいと。
本名は「西一総(にしかずさ)」さん。「かずのすけ」名義で化粧品成分の本を出版していたり、ブログを運営されているイケメン化学者です。
化粧品て、先ほども書きましたけど、イメージとかブランド、パッケージのかわいさとかで選んでしまっている人も多いと思うんです。それはなぜかというと、どんな成分がよくてどんな成分がダメなのかという知識がないからなんですね。
なので、かずのすけさんのような方が正しい情報を発信してくれると、「成分」で化粧品が選べるようになるんです。
特に、敏感肌で化粧品かぶれを起こしやすい人なんかは、このあたりの知識があると、化粧品を無駄にしなくて済みますしね。
かずのすけさんの化粧品成分に関する見解は、美タセラの中でもかなり参考にさせてもらってます。
化粧品を勉強していくとある2つの成分が浮き上がってくる
上記3名の本をはじめ、科学的に皮膚や化粧品を語っている本を読み漁ってみると、ある2つの成分が「マジ最強!」と思えてくるようになりました。
それが、このサイトのテーマにもなっているビタミンC誘導体とセラミドです。
アンチエイジング成分「ビタミンC誘導体」の守備範囲の広さに驚く
まず1つ目の成分である「ビタミンC誘導体」
正直私は、これだけオールマイティーなアンチエイジング成分だということを全く知りませんでした。
たるみ毛穴・開き毛穴に効くビタミンC誘導体
レチノールよりも刺激の少ないビタミンCはたるみ毛穴はもちろんですが、肌が敏感になりがちな開き毛穴タイプでも比較的使いやすい成分です。ビタミンCには、コラーゲンを増やす作用と、若干ではありますが、皮脂の抑制作用とがあります。
引用:「素肌美人になれる正しいスキンケア辞典」吉木伸子・岡部美代治・小田真規子/高橋書店
「ビタミンC」は動物の必須栄養素の一つです。食物として摂取することで、皮膚のハリや弾力を司る「コラーゲン」というたんぱく質の生成を促すほか、体内のさまざまな場所で強力な抗酸化物質として働いてくれます。
引用:「化学者が美肌コスメを選んだら…」かずのすけ/三五館
ニキビ・ニキビ跡にも効果があるビタミンC誘導体
ニキビのできやすい人はビタミンC配合の化粧水を使うのも効果的です。ビタミンCには若干ではありますが皮脂を抑える効果があり、ニキビ予防に役立つからです。ニキビ跡の赤みを薄く作用も期待できます。
引用:「素肌美人になれる正しいスキンケア辞典」吉木伸子・岡部美代治・小田真規子/高橋書店
美白効果もあるビタミンC誘導体
メラニン色素に変換してしまうチロシナーゼの働きを抑える効果がある。
参考:「素肌美人になれる正しいスキンケア辞典」吉木伸子・岡部美代治・小田真規子/高橋書店
還元性によって紫外線による皮脂やメラニンの酸化を抑え、皮膚の黒ずみやシミをつくりにくくする目的でも使われています。
引用:「化学者が美肌コスメを選んだら…」かずのすけ/三五館
ビタミンC誘導体のまとめ
上記のとおり、たるみ・毛穴・ニキビ・シミと、あらゆる年齢肌の悩みにビタミンC誘導体が有効であることがわかります。
こんなに何にでも効果のある成分って、すごくないですか?
ずぼらで面倒くさがりの私にとって「アンチエイジング=ビタミンC誘導体」というシンプルなメッセージは、どストライクにズきゅんときちゃったんです。
保湿成分「セラミド」の底力を思い知る
2つ目の成分が「セラミド」です。
保湿成分といえば、ヒアルロン酸やコラーゲン、スクワランやホホバオイルなど、パッと思い浮かぶ成分がいくつかあると思うんですが、その中でもセラミドは最強の保湿成分なんです。
◆保湿力ナンバーワンはセラミド
角層の水分を守って理鵜保湿物質には、実は「皮脂」「天然保湿因子」「セラミドなどの角質細胞間脂質」の3つがあります。(中略)角層の水分のうち、80%以上はセラミドなどの角質細胞間脂質が、16~17%は天然保湿因子が守っています。皮脂の果たす役割は2~3%と非常に小さく、水分を守る力はあまりありません。セラミドなどの角質細胞間脂質が、肌の水分を守る最大のカギといえます。引用:「素肌美人になれる正しいスキンケア辞典」吉木伸子・岡部美代治・小田真規子/高橋書店
最近の研究で、肌のバリア機能が弱っている皮膚には「セラミド」という物質が不足していることがわかってきています。セラミドとは皮膚の角層に存在する脂質で、一説にはこの成分が豊富なほど角質層のバリア機能が強まるといわれています。
皮膚医学や化粧品の業界では古くからこのセラミドに注目しており、実際にセラミドを皮膚に塗ることで乾燥肌や敏感肌が改善するという研究結果が数多く報告されています。しかもセラミドはステロイドなどの医薬品成分とは異なり副作用がなく、限りなく安全に皮膚の機能を向上させることができるとして期待されています。引用:「化学者が美肌コスメを選んだら…」かずのすけ/三五館
◆注目の美容(訴求)成分
セラミドの働き
・水分保持機能:水分をしっかりとはさみこむ。各層から水分が蒸散するのを防ぎ、みずみずしい状態に保つ。
・肌のバリア機能:ウイルスやアレルゲンなどが体内に侵入するのを防ぐ引用:「日本化粧品検定2級・3級対策テキスト」小西さやか/主婦の友社/p>
このように、3つの専門家の書籍において、セラミドは最強の保湿成分であるということが読み取れます。
ちなみに、吉木先生もかずのすけさんも、自分でプロデュースした化粧品を販売しているのですが、いずれの製品ラインナップでもセラミドがたっぷり入った美容液が!
ご自身の理論に基づいた商品開発をしているようです。
しかも、目から鱗だったのは、セラミドは脂質なので油溶性の成分であり、乳液や美容液などで補う必要があるということ。
これまで「保湿」と言えば、ヒアルロン酸入りの化粧水をびしゃびしゃ顔に付けて「はい、おしまい」としていた私は、いろいろ間違えてたということになりますね。
はい、反省します。
そりゃあ砂漠肌にもなるさ。
ビタミンC誘導体とセラミドはスキンケアの基本のキ
この2つの成分を知ってからは、
「セラミドで保湿して、ビタミンC誘導体でエイジングケアをする」
と、スキンケアはシンプルでいいんだなと思うようになりました。
むしろ、この2つを化粧品で補うことで、ベースとなる肌がしっかり整うということもわかりました。
ちなみに、私は、化粧水をビタミンC誘導体入りのものにし、美容液をセラミド入りのものに変えてから、ごわつきがさつきがほぼなくなりましたよ。
そして、黒ずんでくすんでいた顔の色は「明るくなった」と自分で感じる状態にまで回復しました。
やっぱり、手をかけるって大切ですね。しかも、ただ手をかけるだけじゃなく「正しく」手をかけることが大切。
もちろん、世の中には、この2つ以外にもエイジングケア成分や保湿成分があり、それぞれに効果があることは承知です。
しかし、私のように、企業の広告やテレビCMのイメージに踊らされて、「それっぽく」スキンケアをしている人も多いと思うんです。
美タセラで紹介している製品はこのビタミンC誘導体とセラミドに特化して、評価しています。
スキンケアを科学でとらえなおしたい方、今一度、お肌のことについてしっかり学びたい人は、是非そのような観点で、このサイトを見ていただくと、これまで使っていた製品にも新しい発見があるのではないでしょうか?
年齢を重ねるごとに悩みが深くなる「乾燥」と「エイジング」。
それに抗い、美タセラが、美しいぷるんとしたお肌を維持する手助けになれば幸いです。
編集長:ぬのかわいくみ